2/27(月)|音の美術館がオープンします!

2017.2.17 | NEWS

※定員に達しましたので受付を終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

永田町現代音オープニングトークイベント『音の空間をめぐって』

都市の小さなパブリックスペースにひっそり仕掛けられた、目には見えない、存在も不確かな音のガーデン「永田町現代音」。

完成を記念し、プロジェクトの立ち上げに関わったメンバーが集まり、お披露目を行います。
藤浩志(ディレクター)、佐藤直樹(アートディレクター)、馬場正尊(建築設計・運営)。さらに、今回の作品に関わった遠藤水城(キュレーター)、山川冬樹(アーティスト)、髙橋伸行(アーティスト)によるトークイベントを開催します。

「音の表現に特化した極小の美術公庭」を是非体験しに来て下さい。

現代音logo

催概要】

日時:2017/2/27(月)19:00-20:30(開場18:30)

会場:ザ・パークレックス平河町1階

アクセス:東京都千代田区平河町2-5−3
地下鉄永田町駅(有楽町線・半蔵門線・南北線)4番出口徒歩1分
MAP:https://goo.gl/maps/BsimYG1Hha72

ゲスト:藤浩志、遠藤水城、山川冬樹、髙橋伸行、佐藤直樹、馬場正尊

参加費: ¥1,000(当日受付にてお支払い下さい)

定員:50名

お申込方法:以下のページからお申込をお願いいたします。
https://goo.gl/forms/5Upe5voKSgsQTMXu2

主催:株式会社オープン・エー
本件に関するお問合せ:kato@open-a.co.jp
(担当)加藤

【ゲスト紹介】

藤浩志(美術家)
1960年鹿児島生まれ。奄美大島出身の両親の影響で大島紬周辺で遊ぶ。京都市立芸術大学在学中演劇に没頭した後、地域をフィールドとしたプロジェクト型の表現を模索。同大学院修了後パプアニューギニア国立芸術学校勤務し原初的表現と社会学に出会う。バブル崩壊期の再開発業者・都市計画事務所勤務を経て土地と都市を学ぶ。「地域資源・適性技術・協力関係]を活用した美術表現を志向し[対話と地域実験]を実践。取り壊された家の柱素材の「101匹のヤセ犬の散歩」。一ヶ月分の給料からの「お米のカエル物語」。家庭廃材を利用した「Vinyl Plastics Connection」「Kaekko」。架空のキーパーソンをつくる「藤島八十郎」等。NPO法人プラスアーツ副理事長。十和田市現代美術館館長を経て秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻教授。

遠藤水城インディペンデントキュレーター
1975年 札幌生まれ。京都在住。2004年 九州大学博士後期課程満期退学。art space tetra(2004/福岡)、Future Prospects Art Space(2005/マニラ)、遊戯室(2007/水戸)などのアートスペースの設立に携わる。2005年若手キュレーターに贈られる国際賞「Lorenzo Bonaldi Art Prize」受賞。「Singapore Biennale 2006」ネットワーキング・キュレーター。2007年、Asian Cultural Councilフェローとして米国に滞在。同年より2010年までARCUS Projectディレクターを務める。他に、「福岡アジア美術トリエンナーレ 2009」協力キュレーター。「ヨコハマ国際映像祭2009」キュレーター。「曽根裕: Perfect Moment」ゲストキュレーター。「国東半島芸術祭」レジデンスプログラムディレクターなど。現在は「東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)」代表を務める。

山川冬樹現代美術家/ホーメイ歌手)
1973年ロンドン生まれ。自らの声・身体を媒体に視覚、聴覚、皮膚感覚に訴えかける表現で、音楽 / 現代美術 / 舞台芸術の境界を超えて活動。己の身体をテクノロジーによって音や光に拡張するパフォーマンスを得意とし、歌い手としては日本における南シベリアの伝統歌唱「ホーメイ」の名手として知られる。活動の範囲は国内にとどまらず、これまでに15か国でパフォーマンスを上演。また現代美術の分野では、声と記憶をテーマにしたインスタレーション『the Voice-over』(2008年/東京都現代美術館蔵)や、「パ」という音節の所有権を、一人のアートコレクターに100万円で販売することで成立するパフォーマンス、『「パ」日誌メント』(2011〜現在)などを発表。ハンセン病療養所(瀬戸内国際芸術祭2016/大島青松園)や帰還困難区域(Don’t Follow The Wind展/グランギニョル未来のメンバーとして)での長期的な取り組みもある。2015年横浜文化賞 文化・芸術奨励賞受賞。

髙橋伸行アーティスト
1967年愛知県生まれ。2002年に「やさしい美術」を設立。これまでに療養型病院や急性期病院のほか、緩和ケア病棟や老人福祉施設などでプロジェクトを展開する。水と土の芸術祭2015では、新潟水俣病に深く関わる地蔵と共に阿賀野川を遡上する旅を敢行し、作品「旅地蔵−阿賀をゆく−」を発表した。瀬戸内国際芸術祭では、国立(ハンセン病)療養所大島青松園にてガイドツアーとカフェ、ギャラリーが連携する取り組み{つながりの家}を実施。2013年に大島青松園の入所者で表現者の鳥栖喬(とすたかし/故人)を襲名。瀬戸内国際芸術祭2016では鳥栖の遺したフィルムやドローイング、後遺症を補う自助具などを受け継ぎ、インスタレーション「ひたすら遠くを眺める」を展開した。

佐藤直樹(アートディレクターグラフィックデザイナー
1961年東京生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。肉体労働から編集までの種々様々な職業を経験した後、1994年、『WIRED』日本版創刊にあたりアートディレクターに就任。1998年、アジール・デザイン(現アジール)設立。2003~10年、「合法的なスクウォッタリング」を謳ったアート・デザイン・建築の複合イベント「セントラルイースト東京」をプロデュース。2010年、アートセンター「アーツ千代田 3331」の立ち上げに参画。サンフランシスコ近代美術館パーマネントコレクションほか国内外で受賞多数。2012年からスタートしたアートプロジェクト「トランスアーツ東京」を機に絵画制作へと重心を移し、「大館・北秋田芸術祭2014」などにも参加。札幌国際芸術祭2017バンドメンバー(デザインプロジェクト担当)。3331デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」講師。多摩美術大学教授。

馬場正尊(建築家/OpenA代表/東京R不動産ディレクター
1968年佐賀県生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了。博報堂で博覧会やショールームの企画などに従事。その後、早稲田大学博士課程に復学。雑誌『A』の編集長を経て、2003年OpenA Ltd.を設立。建築設計、都市計画、執筆などを行う。同時期に「東京R不動産」を始める。2008年より東北芸術工科大学准教授、2016年より同大学教授。建築の近作として「観月橋団地(2012)、「道頓堀角座」(2013)、「佐賀県柳町歴史地区再生」(2015)など。近著は『PUBLIC DESIGN 新しい公共空間のつくりかた』(学芸出版,2015)、『エリアリノベーション 変化の構造とローカライズ』(学芸出版,2016)

IF

建築設計:Open A ©阿野太一