2/22(日)|トークセッションを開催します(内覧会同時開催)

2015.2.17 | NEWS

中野のシェアハウス内覧会と「新しい場所論」についてのトークセッション。2月22日の夕刻、中野にて開催します。

対談のテーマは「新しい場所」。最近、新しいタイプの中間領域が様々な形で生まれている。シェアハウスにおける共有のリビングルーム。シェアオフィスにおけるコラボレーションスペース。中間組織が運営する公共空間など。

そこでOpenA が設計をしたシェアハウスにて小さな対談を行います。

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それらは、プライベートとパブリックの間に広がる新しい空間です。そこでは中間領域だからこそ起こりえる、様々な出来事があります。今後、いきいきとした中間領域を生み出してきた人々と対談を行っていきたいと思っています。その空間はいかにして生まれ、どのように運営されているのか。そこで重要なことは何か、維持するために必要なことは何か。その中間領域に大きな意味と、 可能性を感じています。この対談/ダイヤログを、中野のシェアハウスのリビングルームで行いたいと思っています。

昭和の落ち着いた空気の流れる木造住宅で座布団に座って、お茶でも飲みながら、ゆったりとした気分で聴く人と話す人の距離も曖昧にしながら対談を進めたいと思います。

初回ゲストは、ひつじ不動産を10年前に始め、現在のシェアハウスカルチャーのベースを作ってきた北川大祐さん。いきいきとしたシェアハウスはどのような空間か、その共有空間のポイントは何なのか。数多くの具体的な風景を見てきた北川さんから、共用部の一部をシェアすることの意味と、その中間領域の可能性、魅力について引き出したいと考えています。

馬場正尊

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内覧会のお知らせ
日程:2015年2月22日(日)トークイベント:16時〜18時 内覧会:15時〜18時

住所:東京都杉並区高円寺南

交通:JR「中野」駅 徒歩11分/JR「高円寺」駅 徒歩11分/丸ノ内線「東高円寺」駅 徒歩11分

※本イベントは、同時に入居者募集のための内覧会となります。ご希望の場合は住所を御送りいたしますので事前にご連絡ください。

 

トークイベント参加希望のかたは下記peatixにてチケットの申し込みをお願いします。

http://peatix.com/event/74924 

 

本件に関するお問い合わせ
株式会社オープン・エー (プレス担当:塩津 物件担当:中沢/平岩)

電話:03-3272-2290 FAX:03-3272-6047

メール:contact@open-a.co.jp

 HP:http://www.open-a.co.jp

東京R不動産 物件名:昭和の下宿に住まう http://www.realtokyoestate.co.jp/estate.php?n=11474
ひつじ不動産 物件名:中野昭和の館 http://www.hituji.jp/comret/info/tokyo/suginami/nakano-showa-no-yakata

夏の山形より、酷暑が生んだ「冷やしカルチャー」

2015.2.16 | TEXT

山形の大学に通うようになってもう7年目になる。この街の文化もかなりカラダに染み込んできた。今回はその一つ「冷やしカルチャー」について紹介する。僕は地域の風土が生み出す、ちょっと風変わりな慣習が好きだ。

まずその代表が、冷やしラーメン。冷やし中華ではない、あくまでラーメンである。たっぷりとしたスープのなかに麺と氷が入っている。味はさわやかで、夏に汗をかきながら食べるラーメンも捨て難いが、山形ではやはりこれである。「栄屋本店」(山形市)という店が始め、街じゅうに広がったというウワサがあるが定かではない。店ごとに工夫されたスープが味わえる。スープの合間にガリガリと氷をかじる食感がなんとも言えずクセになってしまう。

そして、最近体験したのが、冷やしシャンプー。山形では夏になると、飲食店の軒先にかき氷の旗が出るように、床屋に「シャンプー。冷えてます」のメッセージがはためく。

盆地の山形はフェーン現象で夏は40℃を越える日もあり、20年間日本の最高気温記録を保持していた、日本有数の酷暑の街なのだ。だからいろんなものを冷やす傾向にある。冷やせばなんでもいいというわけではないが、この冷やしシャンプーは、とにかく気持ちよかった。キンキンに冷えたシャンプーがほてった頭にツゥーとつたう。そこに氷水でわしゃわしゃと洗ってくれる。ダメ押しがメンソールで、頭のなかでは氷の平原の風景が広がる。もう夏の散髪はこれなしではいられない気がする。

エアコンのない時代、この気持ちよさのインパクトはどれほどのものだっただろう。酷暑の山形を楽しむ知恵である。夏の山形を音尋ねたときは、山寺で岩にしみいる蝉の声を聞いた後に、まちなかの床屋に入って「カットと、冷やしシャンプーで」とオーダーしてみるのはいかが。旅先では、何気ない地域の日常の一端を感じたいですよね。

 (ちなみに、おしゃれなサロンでも、ちゃんと冷やしシャンプーやってます)

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*こちらの記事は季刊誌『オルタナ38号(2014年9月29日発売)」に掲載された記事です。オルタナ

(文=馬場正尊)

時間と制度の隙間に浮かぶ、大阪大正区 船上バーの夜

2015.2.16 | TEXT

リノベーションの相談を受けて、大阪の大正区に行って来た。この街は独特の地形をしていて、まわりを運河が取り囲み、区全体が島状になっている。区民のおよそ1/4が沖縄出身者で、街を歩くと「比嘉」「新垣」といった看板が目につく。商店街では三線の音がどこからともなく聞こえてきて、自分がどこにいるのかわからなくなった。

「大阪×沖縄」の組み合わせはおそらく日本最強で、大阪のノリと沖縄の踊りや泡盛が加わって、宴会ではずっと大騒ぎ。異様に体力を使う街だった。極めつけは大正区長で、自ら三線を奏でて沖縄民謡を歌う。さまざまな要素が混ざり合った、どこかシュールな空気が流れる街だ。

この日は、grafの服部滋樹さんらと一緒に船に乗せてもらった。graf発祥の地がここ、大正区らしい。思い出の、そして伝説の場所でもある。水側から眺める大正区は圧巻で、かつて栄えた巨大な造船所や、錆びたまま放置された建築群が異様な迫力で迫ってくる。僕らは興奮しっぱなしで、一時間の大正区ツアーを楽しんだ。

最後に船が着いたのは、合法と違法の隙間に浮かぶ水上バーである。かつて物資の荷下ろし場であった一帯には、今でも多くの船が係留され生活の営みが残っている。その一部がバーになっているのだ。

運河を渡る風は気持ち良く肌をなでてゆく。背景はワイルドな大阪の港湾だが、シチュエーションはベネチアのようだ。そのギャップがたまらない。微妙に揺れる床が、ここが水上だということを意識させ、いつもより酔いが早くまわる。場所の不安定さは、このバーの存在自体の不安定さも象徴しているようだ。現行法で解釈するとあり得ない場所。しかし歴史の文脈のなかで生まれ、存在し続け、市民に愛される場所。

僕はなぜか、こんな時間と制度のズレのなかで生まれる空間が好きだ。

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*こちらの記事は季刊誌『オルタナ37号(2014年6月30日発売)」に掲載された記事です。オルタナ

(文=馬場正尊)

2/19(木)|トークイベント&竣工内覧会を開催します

2015.2.13 | NEWS

東京R不動産と共同で、新しいコンセプトのオフィスビルリノベーションを行いました。

「Workspace as Livingroom – 暮らすように働く」として住環境にある要素を働く空間へとインストール。

キッチンを囲むプランにて、IDÉE の常務取締役、川渕恵理子さんをお迎えし、馬場とのトークイベントを開催します。

 

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【日程】2015年2月19日(木)  トークイベント:19:00-21:00     内覧会:17:00-21:00

【場所】東京都中央区日本橋小網町11-8  google MAP

アクセス:東西線・日比谷線「茅場町」駅 徒歩4 分/半蔵門線「水天宮前」駅 徒歩6 分/

銀座線・半蔵門線「三越前」駅 徒歩9 分/都営浅草線・日比谷線「人形町」駅 徒歩6 分

【予約・イベントコラム】(東京R不動産)

http://www.realtokyoestate.co.jp/column/topics/workspace_as_livingroom/

イベントプレスリリース

 

 

 

高円寺南のシェアハウス

2015.2.1 | portfolio

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